2021.11.10

「令和3年度⼆国間クレジット制度資⾦⽀援事業のうち設備補助事業」の交付決定。

~インドネシアの子会社 PT. FUMAKILLA NOMOS(インドネシア)での、「化学工場への高効率熱媒ヒーターシステムの導入」事業~

フマキラー株式会社(社長:大下 一明 本社:東京都千代田区、以下、当社)が申請したインドネシア子会社PT. FUMAKILLA NOMOS の「化学工場への高効率熱媒ヒーターシステムの導入」事業が、9月3日、環境省の「令和3年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業※1」として交付決定されました。本事業による温室効果ガス想定排出削減量は1,809 tCO2/年※2 を見込んでおり、インドネシア政府と日本政府の協力の下で実施されます。
本件交付決定を受け、今後、インドネシア共和国におけるパートナー企業と共に事業化に向けた手続き等を進めてまいります。

当社グループは、「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る。」という経営理念のもと、「世界中の人々がいつまでも安心して快適に暮らすことのできる社会づくりに貢献」していくことを掲げ、世界各国において高効力の殺虫剤やウイルス・細菌対策剤の開発・販売に取り組んでいます。また、害虫が媒介する感染症について啓発活動をアジア各国で実施するなど、「ひとの命を守る」ことに寄与することはもちろん、「ひとを育む環境を守る」に対しても温室効果ガス排出の抑制や、生物多様性保全のための活動を積極的に続けており、また、当社グループは東南アジアに関連海外工場を多く有することから、今回導入する熱媒ヒーターによる効率改善効果をモニタリングし、タイ・ベトナム等の現地法人への展開も検討していく予定です。引き続き、グローバルに事業を展開する企業としての社会的責任(CSR)を果たすとともに、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた活動を今後も推進してまいります。

※1 「二国間クレジット制度(JCM: Joint Crediting Mechanism)資金支援事業のうち設備補助事業」の概要優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。
途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCM を通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等に対する初期投資費用の2 分の1 を上限として補助を行う。
(参考サイト)
令和3 年度「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」の採択案件の決定について(環境省) :
http://www.env.go.jp/press/109725.html

※2 「二国間クレジット制度資金支援事業 のうち設備補助事業」における、JCM パートナー国において新規で確立予定の方法論に基づく算定。なお、当社独自の算定方法によると、既設の石炭式熱媒ヒーターから導入予定の高効率天然ガス式熱媒ヒーター(エアヒーター付)への交換による温室効果ガス排出削減量は年間10,240tCO2 を見込んでいます。

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