2019.07.25
~7月20日、日本棋院東京本院で対局、主催:日本棋院~
フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)が協賛する公益財団法人日本棋院主催『第9回フマキラー 囲碁マスターズカップ』の決勝戦が、2019年7月20日(土)、東京・市ヶ谷にある日本棋院東京本院にて行われ、
決勝戦は、趙 治勲 名誉名人と小松 英樹 九段の対局となり、序盤小松九段が優勢の局面もありましたが、最終的には黒番の趙名誉名人が149手まで中押しで勝利し、4回目の優勝を決めました。趙名誉名人はこれで通算タイトル獲得数を75に伸ばし、歴代最多タイトル獲得記録を更新しました。
『フマキラー 囲碁マスターズカップ』は、七大タイトル(棋聖戦、名人戦、本因坊戦、王座戦、天元戦、碁聖戦、十段戦)を制した日本囲碁界最強レベルの棋士が競演する、50歳以上の賞金ランキング上位者による史上初のトーナメントとして誕生しました。今回で9回目となり、本選は1回戦、2回戦、準決勝、決勝が行われました。決勝戦当日は、日本棋院東京本院で大盤解説会が行われ、会場には熱心な囲碁ファンが多数詰めかけ、大スクリーンに映し出される対局の行方を見守っていました。
囲碁は伝統文化として教育現場にも導入され、礼儀作法を学ぶ「心の教育」と、脳の活性化をもたらす「知の教育」の両面に効果的に活用されています。フマキラーは、囲碁によって得られる「マナー」「構想力」「計算力」「先見力」といった能力は、ビジネスにおいても重要であり、日本の将来を担う優秀な人材の育成にもつながるとの思いから、この競技の魅力を広く伝える本大会に協賛してきました。
優勝した趙治勲名誉名人(右)と準優勝の小松 英樹九段(左) |
趙治勲名誉名人は4度目の優勝 |
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大盤解説会場、表彰式 |
■名 称: | 第9回フマキラー 囲碁マスターズカップ |
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■主 催: | 公益財団法人日本棋院 |
■協 賛: | フマキラー株式会社 |
■日 程: | 決勝 2019年7月20日(土) 日本棋院東京本院 準決勝 2019年6月29日(土) 広島対局(ANAクラウンプラザホテル広島) 本戦 2019年4月〜6月 |
■優勝賞金 : | 500万円(準優勝150万円) |
■出場資格 : |
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■大会方式 : | ノックアウトトーナメント戦 |
■対局ルール: | 総互先、先番6目半コミ出し 持時間は1時間 5分前から一手60秒の秒読み(秒読み付時計使用) |
■本戦シード出場棋士: | |
依田 紀基 マスターズカップ王者/片岡 聡 九段(前回準優勝) 小林 光一 名誉棋聖/趙 治勲 名誉名人/二十四世本因坊 秀芳/林 海峯 名誉天元/大竹 英雄 名誉碁聖/王 立誠 九段/小林 覚 九段/武宮 正樹 九段/王 銘琬 九段/工藤 紀夫 九段/羽根 泰正 九段/彦坂 直人 九段 |
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■予選参加棋士(本戦出場者): | |
山城 宏 九段/小松 英樹 九段 | |
■歴代王者 : |
第1回 趙 治勲 名誉名人 第2回 王 銘琬 九段 第3回 小林 覚 九段 第4回 趙 治勲 名誉名人 第5回 趙 治勲 名誉名人 第6回 小林 光一 名誉棋聖 第7回 小林 覚 九段 第8回 依田 紀基 九段 |
なお、本棋戦は今回をもって終了することとなりました。
長年のご愛顧、ありがとうございました。