2019.05.20

マダニが原因とみられる感染症発生についての報道に関して

~予防対策等、より一層の啓発活動に取り組みます~

東京都は5月14日、都外で感染したと推定される「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)の発生が確認されたことを発表いたしました。
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染し、発熱や下痢などの症状を伴います。東京都において患者発生が報告されたのは、平成25年3月4日に国が四類感染症に指定して以降、初めてとのことです。
(東京都福祉保健局報道発表資料:2019年5月15日)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/smph/hodo/saishin/c800000020190515124328173.html

■ダニ媒介感染症

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。
(厚生労働省「ダニ媒介感染症」)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html

■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。感染症法では四類感染症に位置付けられています。
(厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html

<マダニ対策>

草むらややぶなど、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。虫よけ剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
お肌の虫よけには「スキンベープ」や「天使のスキンベープ」を使用することをお勧めします。また、お庭作業には「ヤブ蚊バリア」、屋内での予防や駆除には「ダニフマキラー」や「フマキラーAダブルジェット」などのご使用もお勧めです。

フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)は、「人の命・暮らし・環境を守る」という経営理念のもと、商品開発や社会活動に取り組むとともに、今後も害虫対策や感染症予防対策等についても積極的な啓発活動に取り組んでまいります。

【マダニへの適用がある商品】

■防除用医薬部外品


■第2類医薬品


吸血前、吸血後のマダニ写真

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