2007.01.31

【今年の花粉対策最新事情】(2007年1月調査)

今までの花粉対策で十分悩みが解消されている人は、わずか3.7%
マスクの着用に「不満・不便」を感じる人が、全体の約8割
効き目の強い薬の服用に「不満・不便」を感じる人が、全体の約6割
今シーズンの対策は「日常生活からの解消」と「花粉対策鼻グッズの活用」

フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)は、2007年1月、今年度始めての調査として、「消費者の花粉に関する意識と実態調査」を行いましたので、ご報告いたします。
 
<調査設計の概要>
方法:インターネット調査。但し、予備調査で対象者を抽出後、本調査を実施
対象:自分は花粉症(軽度以上)であると認識している男女 合計300名
期間:2007年1月9日~11日
 
■花粉対策で十分悩みが解消されている人は、わずか3.7%
花粉対策として行っていた1位に、「目薬」(56.7%)、2位「マスク」(51.7%)。また「飲み薬」においても市販・医者からの処方をあわせると、61.7%と半数を超えているにもかかわらず、実際には花粉の悩みを解消するに至っていない。しかしながら、今シーズン行いたい対策の上位に、「マスク」(43.7%)、「目薬」(42.7%)が挙げられ、今シーズンも悩みが解消される人がいるかは、かなり疑問視される。
 
■「マスクの着用」「効き目の強い薬の服用」への不満・不便は、今も変わらず
2年前に実施した調査と結果がほぼ変わらず。「マスク着用」の不満・不便は、全体の約8割。理由として、マスクは「うっとうしい」(64.3%)、「息苦しい」(63.0%)、「見た目の恥ずかしい」(51.3%)と上位を占めており、女性では「化粧が落ちる」といった特有の悩みもあった。
また「効き目の強い薬の服用」の不満・不便は、全体の約6割。理由に、「仕事中や勉強中に眠くなる」(54.7%)、「ボーっとする」(42.0%)、「集中力・注意力が落ちる・続かない」(40.7%)が上位に挙げられている。また「体にあまり良くないようなきがする」(40.3%)、「薬の副作用が心配」(38.7%)といった薬に対する不安も高い。
 
■今シーズンはこれに期待!「日常生活からの解消」と「花粉対策 鼻グッズ」
「マスク」「目薬」「薬」などによる花粉の悩みはなかなか解消されないが、今シーズンは、「お茶」(29.7%)、「花粉対策に良いとされる食品の摂取」(28.3%)などの日常生活からの解消、また「花粉対策 鼻グッズ」(21.7%)に期待が寄せられる。花粉対策も安易な方法に頼るのではなく、日々の中で、工夫とこだわりをもって自分なりの解消方法を模索しようとするところに現代の時代背景が伺える。
 
<以下、調査結果より抜粋>
●今シーズンの花粉対策で試したい・使いたい
1位 薬以外の花粉対策グッズ 35.7%
2位 医者が処方する薬 30.0%
3位 民間・自然の療法 27.4%
4位 マスク 26.0%
5位 市販の薬の服用や塗布 20.0%
薬以外の「花粉対策グッズ」は、医者に行く時間をとられない、手ごろな価格で入手できる、簡単に試せそう、といった手ごろ・気軽感、また「医者の処方する薬」は、信頼・安心でき、自分に合う薬を処方してくれるなどの理由が挙げられている。「薬以外の花粉対策グッズ」に期待していく中でも、やはりグッズだけでは抑制できないと感じており、薬と並行して用いることで、花粉への悩みを解消しようとしていることが伺える。
 
●薬・マスク以外の「花粉対策グッズ」の使用経験
1位 鼻腔ミスト・スプレー 32.3%
2位 ゴーグル・メガネ・サングラス 21.3%
3位 鼻洗浄剤 16.3%
4位 鼻腔拡張テープ 15.7%
5位 花粉防止ティッシュ 14.7%
1位の「鼻腔ミスト・スプレー」は3人に1人が体験しており、誰でも気軽に経験できる花粉対策グッズのひとつとなっている。
 
●薬・マスク以外の「花粉対策グッズ」の使用意向
1位 鼻腔ミスト・スプレー 32.0%
2位 花粉防止・除去スプレー 26.7%
3位 花粉防止ティッシュ 24.0%
4位 鼻洗浄剤 23.0%
5位 鼻洗浄器 22.0%
鼻に直接働きかけるグッズ、ティッシュやスプレーへの使用意向が高まっており、仕事中や外出時でも簡単に鼻の中から花粉対策できるグッズに注目が高まっている。

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