2006.06.01
「この夏、子供にはなるべく屋外の自然をふれさせたい」(98%)一方で、「虫さされが心配だ」が約5割以上。
「今の子供は虫に慣れていない」(72%)、「虫さされの影響(症状等)が長期化・深刻化する」との意見も。
■調査結果
・夏は子供になるべく屋外で自然にふれさせたいと考える母親は、全体の98%。
逆に屋外にはたくさんの危険があるため外に出したくないと考える母親は、25.5%
・屋外で過ごす中で子供に対して、心配すべき要因のひとつとして「虫ささされに不安を感じる」母親は54%で、「病気が心配だ」(38.5%)より上回っている。
・今の子供たちが自分たちの世代に比べて「虫に慣れていない」と考えている母親が72%、また「虫を嫌がる」と考えている母親が62%。
また、実際に小学生の子供が虫さされで困った経験をもつ母親は、全体の56.5%を占め、なかでも「特に困ったことがある」母親は約5人にひとりの割合となっている。
さらに困ったり、心配な要因として、トップは「かゆいこと」(68.5%)であるが、2位以降「痕が残ること」(43.5%)、「なかなか治らない」(42.5%)、「痛いこと」(30%)と続き、単なる虫さされが長期にわたることや、大ごとに発展することを心配する母親が4割以上と、虫さされの事前・事後に対する対策への関心が高いことが判明されました。
「体験・経験エピソード」(自由回答)に見られる主なトピックスは以下の通り。(一部抜粋)
・実家に行った時、都会で、あまり刺され慣れていない私や子供は見事にさされまくり、長男の足の指が2倍に。以来、虫さされにはかなり気を使っている。
・山のぼりの最中にハチみたいなものにさされて以来、子供はハチが大嫌いになり、公園や庭でもハチがいると、外に出たがらない。
・2歳のころに目の上をさされて、両目ともあかない状態に。
・アレルギー体質のため蚊にさされるだけで熱を持って腫れてしまい、夏場は何度も皮膚科に通う始末。
・生まれたときから虫さされには特殊体質で、さされた手や足全体がひどく硬くなって腫れ上がってしまう。
■調査設計の概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:長子が小学生(6~12歳)の子供をもつ母親 200名<母親年齢:29歳以下 8人、30歳代 150人、40歳代 42人>
調査期間:2006年5月19日~22日
<以下調査結果より抜粋>
この夏、小学生の子供に体験させてあげたい行事(上位5位)
・キャンプ 57.0%
・家族旅行 56.0%
・海水浴 54.5%
・プール 46.0%
・花火 45.5%
5位以下の回答の中に、昆虫採集(36.5%)、川遊び(36.5%)、釣り(28.5%)、ピクニック・ハイ
キング(25.0%)など、自然と直接ふれあう遊びを体験させてあげたいと思う回答が多く見られる。
この夏体験させたい小学生の夏の行事について思うこと(一部抜粋)
・私達が子供の頃にしていた遊びを教えていきたい。地元の海で磯遊びや海水浴、昆虫を捕らなくても雑木林に見に行ったり、魚釣りをしたりなど。最近は家だけでなく公園でもゲームをやってる子供を見かけるので子供らしく、外遊びが出来る子にしたい。
・出来れば自然の中で工夫して作り上げたり、家族で協力するなど体験させたい。
・自分で計画をたてさせ、実行するにはどのようにすればよいか考えさせたい。私がやった方が早いため、指示を出してしまいがち。見守る気持ちを私が持てるようにもしたい。
・親元を離れて自立し、知らない環境でも頑張ったという達成感を感じさせてあげたい。
実行している夏の小学生の虫さされ予防対策
・虫除けのスプレー、クリーム、シートを外出時につけてあげる 77.5%
・虫さされの薬を準備しておく 69.0%
・電池式の虫除け器具を使う 19.5%
夏の小学生の虫さされ対応重視点
・事前予防派 28.5%
・事後対象派 34.0%
既存虫よけ(事前予防)商品に対する満足度
・満足している 2.0%
・やや満足している 43.5%
・あまり満足していない 46.5%
・満足していない 8.0%
既存虫よけ(事前予防)商品に関する活用阻害の要因・不満点
・予防しても効果が長持ちしない 58.5%
・ついつい予防を忘れてしまう 54.0%
・予防をしても効果が弱い 50.0%
・予防自体が体に心配だ 33.0%
・予防は手間がかかりめんどうだ 22.5%