2016.11.21
過去最多 9,397作品の中からフマキラー大賞が決定!
フマキラー株式会社 代表取締役社長 大下一明
毎年、作品に触れるたびに、その視点や表現力に驚かされ、刺激を与えてくれます。私たち大人が当たり前だと思うことが、子供達にとって「なぜ、なに、なんだろう?」という不思議の塊で、「気付き」を与え、考える題材になるんですね。この作品のほとんどは、夏休みの宿題と聞いておりますが、屋外での観察や研究には、虫対策、感染症対策に、今まで以上に苦労、心配されたかもしれません。ヤブ蚊が媒介するデング熱をはじめ、リオオリンピックでも問題となったジカウイルス感染症。また、マダニやセアカゴケグモ、ツマアカスズメバチの被害拡大など、多くの報道がされました。日本の次代を受け継ぐ子供たちが、安心して、野外で遊び、学べる環境を提供することも、フマキラーの使命であります。「命のそばに。フマキラー」というスローガンを掲げ、全国の子供たちに危険害虫の正しい知識を伝え、対策などを講じる啓発活動を続けてまいります。
<審査会 開催概要>
¬ 開催日:2016年10月31日(月)
¬ 開催場所:TKP神田駅前ビジネスセンター 5F「カンファレンスルーム5C」
¬ 審査員:
・崎野 隆一郎(ツインリンクもてぎ ハローウッズの森 プロデューサー)
・本山 賢司(イラストレーター、エッセイスト、小説家)
・坂田 明(ジャズサックス・クラリネット奏者、ミジンコ研究家)
・国吉 純(有限会社ジュリエッタガーデン 代表取締役、フマキラーカダンアドバイザー)
・大下 一明(フマキラー株式会社 代表取締役社長)
・佐々木 智基(フマキラー株式会社 開発研究部 主任研究員補) *敬称略
¬ 審査内容:応募総数9,397作品から一次審査を通過した3,000あまりの作品の中から最終審査を実施
<結果報告>
【フマキラー大賞】
「実験と研究部門」「作文部門」「音楽部門」「絵画部門」「工作部門」の各部門から1名、計5名選出
<実験と研究部門>
<授賞理由>
この作品のすごいところは、この研究・観察を始めた理由が、ホタルを見たいという単純な発想から始まり、市内のいたるところを探しに行って、でもなかなかホタルが見つからない。でもあるところで見つけた、ということがリアルに記録されています。最後のほうに「ホタルがいたところを見つけたけど友達には教えられない、それは人がたくさんくるとホタルがいなくなっちゃうのがこわいから」というかわいらしい理由もありまして、観察日記に近いですが、こういうところって大事だなと思いまして、選出しました。(講評コメント:佐々木 智基)
<作文部門>
<授賞理由>
外にいる虫ではなく、家にいる虫というものに焦点を当てながら、カイコが繭をつくって、そして卵を産むところまで非常によく観察していて、雄と雌を4頭ずつ計8頭もらってきたら、結局4頭しか孵らなかったというところまでの状況が詳しく書かれていたところ。また、お母さんの存在が非常に際立っていて、「虫は嫌いだけども、命の大切さを教えるお母さん」ということが、この作品の中にもでていまして、選出しました。(講評コメント: 国吉 純)
<音楽部門>
<授賞理由>
上手な作品や完成度の高い作品がありましたが、それらは作品としてはもう出来上がってしまっている中で、この作品は、ムチャクチャ感が最後まで残り、そこにこれからの可能性があると感じ、選出しました。「♪アイ ワナ ビー ア ドラゴンフライ」と「赤とんぼになりたい」と歌っていますが、「なって欲しい!」。(講評コメント: 坂田 明)
<絵画部門>
<授賞理由>
審査の時に1年生から順に見ていきましたが、これは大賞じゃないかなという勘がありました。作品名を見て、羽化したばかりのセミということがわかったのですが、初見で、色彩がきれい、構図がシンプル、質感がシック、1年生でこういうことができるというのは、信じられないくらいです。とにかく驚嘆、すばらしい作品で、選出しました。(講評コメント: 本山 賢司)
<工作部門>
<授賞理由>
ヘラクレスオオカブトに挟まれた部屋の中に僕がいる設定。大胆な色彩と、ものすごく発想豊かで、ユニークな視点を持ち合わせていることから選出しました。(講評コメント: 﨑野 隆一郎)
【フマキッズ賞】(部門賞)
「実験と研究部門」「作文部門」「音楽部門」「絵画部門」「工作部門」の各部門から、
1部門につき、学年3区分(1~2年、3~4年生、5~6年生)より2名ずつ計6名、総勢30名を選出
<実験と研究部門>
作品名:ぼくが見つけたクモたち
受賞者名:樋口 達(ヒグチ トオル)さん
学校名:晃華学園小学校(東京都)
学年:2年生
作品名:ナメクジさんをかいつづけて
受賞者名:鈴木 璃子(スズキ リコ)さん
学校名:茅ヶ崎市立汐見台小学校(神奈川県)
学年:2年生
作品名:スイカ作りにちょうせん~おいしいスイカを作りたい~
受賞者名:福井 翔(フクイ ショウ)さん
学校名:姫路市立豊富小学校(兵庫県)
学年:3年生
作品名:アリを防げ!~アリの研究パート3~
受賞者名:堀田 千智(ホッタ チサト)さん
学校名:呉羽小学校(富山県)
学年:4年生
作品名:ダンゴムシのすきな色はなあに?
受賞者名:鈴木 悠心(スズキ ユウシン)さん
学校名:龍ケ崎市立龍ケ崎小学校(茨城県)
学年:3年生
作品名:標高780m富士吉田のキアゲハの観察
受賞者名:古屋 朋秀(フルヤ トモヒデ)さん
学校名:下吉田第二小学校(山梨県)
学年:5年生
<作文部門>
作品名:あかちゃんすずむしとすごしたなつ
受賞者名:横須賀 理智子(ヨコスカ サトコ)さん
学校名:杉並区立馬橋小学校(東京都)
学年:1年生
作品名:「オレ」なのに
受賞者名:宮永 清弘(ミヤナガ キヨヒロ)さん
学校名:蒲郡市立形原小学校(愛知県)
学年:2年生
作品名:虫がにがてなお母さん
受賞者名:市川 杏音(イチカワ アンネ)さん
学校名:千葉市立寒川小学校(千葉県)
学年:3年生
作品名:植物だって知っているよ。
受賞者名:宮下 月希(ミヤシタ ルイ)さん
学校名:新潟県長岡市立青葉台小学校(新潟県)
学年:4年生
作品名:実験から救ったホウセンカ
受賞者名:大平 祐菜(オオヒラ ユウナ)さん
学校名:相模原市立若草小学校(神奈川県)
学年:6年生
作品名:生き物は水をキレイにしてくれる
受賞者名:岡 咲耶(オカ サクヤ)さん
学校名:堺市立浅香山小学校(大阪府)
学年:6年生
<音楽部門>
作品名: ミミズのミンズちゃん
受賞者名:中村 彩乃(ナカムラ アヤノ)さん
学校名:文京区立誠之小学校(東京都)
学年: 2年生
作品名:こん虫組曲
受賞者名:安 桜子(ヤス サクラコ)さん
学校名:東京創価小学校(東京都)
学年:3年生
作品名:ぼくのかってるカブト虫とスジクワガタ。
受賞者名:大八木 康太郎(オオヤギ コウタロウ)さん
学校名:名古屋市立野田小学校(愛知県)
学年:3年生
作品名:おいしい虫は、なんですか?
受賞者名:謝花 あや(シャバナ アヤ)さん
学校名:川崎市立南菅小学校(神奈川県)
学年:4年生
作品名:ハチがきたよ~
受賞者名:霜山 健人(シモヤマ ケント)さん
学校名:平塚市立松原小学校(神奈川県)
学年:6年生
作品名:カブト虫とクワガタの出会い
受賞者名:溝口 志歩(ミゾグチ シホ)さん
学校名:出水市立西出水小学校(鹿児島県)
学年:6年生
<絵画部門>
作品名:やっと出会えたオオカマキリ
受賞者名:松岡 佑樹(マツオカ ユウキ)さん
学校名:市原市立五所小学校(千葉県)
学年:2年生
作品名:さぁ!みつをすいにいくぞ
受賞者名:片山 留花(カタヤマ ルカ)さん
学校名:大阪市立中川小学校(大阪府)
学年:1年生
作品名:チョウとコスモス
受賞者名:大崎 心海(オオサキ ココミ)さん
学校名:東京創価小学校(東京都)
学年:4年生
作品名:虫をとってあそぼう
受賞者名:豊野 綾(トヨノ アヤ)さん
学校名:あすなろ絵画教室(徳島県)
学年:3年生
作品名:ユリと虫とわたし
受賞者名:土居 由陽(ドイ ユウヒ)さん
学校名:大阪市立四貫島小学校(大阪府)
学年:6年生
作品名:Lost in jungle
受賞者名:角 香凜(スミ カリン)さん
学校名 :大阪市立大領小学校(大阪府)
学年:6年生
<工作部門>
作品名:わたしのあさがおしらべ
受賞者名:堀 紋寧(ホリ アヤネ)さん
学校名:恵那市立明智小学校(岐阜県)
学年:1年生
作品名:アブラセミ
受賞者名:小林 渉(コバヤシ ワタル)さん
学校名:高島市立安曇小学校(滋賀県)
学年:2年生
作品名:庭で見つけた虫図かん
受賞者名:福田 愛美(フクダ マナミ)さん
学校名:高取町立たかむち小学校(奈良県)
学年:3年生
作品名:青空とひまわり
受賞者名:榎並 咲希(エナミ サキ)さん
学校名:横浜市立南太田小学校(神奈川県)
学年:3年生
作品名:ぬけがらでセミ
受賞者名:野出 夏鈴(ノデ カリン)さん
学校名:堺市立浅香山小学校(大阪府)
学年:6年生
作品名:蛍と私
受賞者名:磯野 奏音(イソノ カノン)さん
学校名:嵐山町立菅谷小学校(埼玉県)
学年:6年生