分布 ~生息地域拡大中!

広がる "アルゼンチンアリ" の被害

分布の拡大

アルゼンチンアリは多女王多巣制種で、女王アリは結婚飛行せず、巣内でオスと交尾したのち母巣に居残り繁殖します。女王アリの繁殖力は高く、働きアリの成長速度も速いことから、条件さえ揃えば加速度的に個体数が増加します。また、優れた移住性を有し、容易に巣を分割して分散する能力を持っています。女王アリが結婚飛行しないため自然状態での長距離分散は困難なのですが、駐車中の自動車内に侵入し営巣した例が数例観察されていることから、交通機関等を利用して飛び火的に分布を拡大する可能性も高くなります。また、コンテナ、建築材、園芸資材、収集ゴミ、そして古タイヤ等の廃品などの移動も、本種の分布拡大を助けてしまう可能性があります。さらには、土地の造成等に伴う土砂の移動、造園のための土付きの樹木の移動などは、一度に大量の個体が運ばれる可能性の高い事例として注意が必要です。

日本全国

現在(2010年)広島県廿日市市平野部のほぼ全域と、広島県呉市、広島市の一部(五日市・井口・中筋・府中・可部・元宇品など)、大竹市、山口県岩国市・柳井市、兵庫県神戸市、愛知県田原市、岐阜県各務ヶ原市、神奈川県横浜市、大阪市比花区、京都府京都市、静岡県静岡市、徳島県徳島市、東京都大田区などでも確認され、年々、生息地域が広がっています。

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広島・山口県内

無断転載禁止  資料提供:伊藤文紀教授(香川大学農学部)

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