生き物たちが伝えてくれたこと｜虫や植物とふれあうコンテストしんさけっか発表｜フマキッズこども研究所

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生き物たちが伝えてくれたこと

岩下　夏希さん

鹿児島県

西之表市立榕城小学校

2022年

■ 細やかな感情（かんじょう）の変化（へんか）が上手に表現（ひょうげん）された文章！

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【特別（とくべつ）しんさ員】国吉純さんのコメント

夏休みの自由研究の課題（かだい）を昆虫採集（こんちゅうさいしゅう）と決めたのに、いざとなると標本（ひょうほん）にする決心がつかず、やっと捕（つか）まえたオニヤンマをまずは飼育（しいく）してみようと決めた細やかな感情（かんじょう）の変化（へんか）がよく表現（ひょうげん）されていました。そして、学校で習った「食物連鎖（れんさ）」という言葉から得（え）た「自然界（しぜんかい）に生きる動物たちは無駄（むだ）に命を奪（うば）うのではなく、すべての命を大切にいただく行動をしているのに対して、人間は必要以上（ひつよういじょう）の命を奪（うば）って多くの食品ロスを生み出している」という気づき。そこから自分も動物や植物を守る人の一員になろうとする気持ちの過程（かてい）がよく書かれていました。私（わたし）たち大人は、頭ではわかっていても自分から行動しないことが多くなりがちですが、夏休みの宿題のためにせっかく捕（つか）まえたオニヤンマを逃（に）がすという選択（せんたく）をした、素直（すなお）でまっすぐな行動を評価（ひょうか）いたしました。

国吉純[株式会社ジュリエッタ・ガーデン代表取締役／フマキラーカダンアドバイザー]

フマキラー園芸ブランド「カダン」の専属アドバイザー。講座や執筆活動等を通して、家庭園芸の普及に力を注ぐ。「楽しく簡単に、華やかに育てる」をモットーにした園芸を提案している。