命がけのコンサート｜虫や植物とふれあうコンテストしんさけっか発表

命がけのコンサート

白木　伶奈さん

岐阜県

養基小学校

2018年

■ 命をかけた、虫たちの大合唱（だいがっしょう）

【特別（とくべつ）しんさ員】国吉純さんのコメント

伶奈（れな）さんの家では、毎晩（まいばん）お母さんが窓（まど）を開けた時に聞こえてくる虫たちの鳴き声を「命がけのコンサート」とよんでいます。メスや仲間（なかま）をよぶために鳴くことで、敵（てき）に見つかって食べられてしまう危険（きけん）もあることから、お母さんがそう名づけたそうです。最初（さいしょ）、伶奈（れな）さんはこの時間がきらいだったのですが、ある日、虫の声がとても美しいことに気がつきます。それからは、虫の歌声を聞くことが楽しみになるのですが、虫が命をかけて鳴いていると思うと「胸（むね）がチクっとする」といったように、自分の複雑（ふくざつ）な気持ちにもふれています。日常（にちじょう）生活の中で虫とせっする楽しさや、命のとうとさをうまく表現（ひょうげん）していましたので、大賞（たいしょう）にえらばせていただきました。

国吉純[株式会社ジュリエッタ・ガーデン代表取締役／フマキラーカダンアドバイザー]

フマキラー園芸ブランド「カダン」の専属アドバイザー。講座や執筆活動等を通して、家庭園芸の普及に力を注ぐ。「楽しく簡単に、華やかに育てる」をモットーにした園芸を提案している。